ブログというか、まぁ思いついたものを書いています。 ショートアニメを作っています。元舞台役者です。
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亡き父はテレビをよくご覧になっていました。ニュースや野球、時代劇がお好みだったようです。
2011年、地デジ化の時、リモコンが複雑になって困っていました。ボタンがたくさんあるし、どのボタンも小さい。うっかり間違えて別のボタンを押すと何も映らなくなる。父は長年の人工透析で指の力が弱くなっていたので、大変だったようです。
「余計な事せんでいいのに!」
と地デジ化そのものに、お怒りでした。
そこで私が買いました、こちらの高齢者向けリモコン。最近は家電量販店にも売っていますが、当時はネットで探さないと見つけられませんでした。父はこれが気に入って愛用していました。
父亡き後、用なしになったというかというと、とんでもない! これは大変便利なリモコンなのです。
衛星放送などを見るには不便ですし、ハードディスクレコーダーとも連動していませんが、地上波を見るにはこれで充分。忙しい朝などに、ぱっと電源を入れて、さっとチャンネルを変えたいとき、大活躍です。
世の中、少し複雑になりすぎですね。
English
2007年は私にとって大変な年でした。同居していた祖母が他界し、大叔母、母の両方が二人同時に認知症と診断された年だからです。大叔母にはお子さんがいませんでした。長い祖母の介護の直後、私は同時に二人の認知症患者を介護することになったのです。
一人暮らしの大叔母、母、共通してできなくなったのは朝のゴミ出しでした。名古屋市は可燃、資源、不燃、カン・ビン・ペットボトルと曜日によって決まっていて、間違えて出すと回収してもらえません。認知症じゃなくてもゴミ出しを忘れたり、間違えたりするものです。曜日感覚のない認知症患者にはゴミ出しは難題です。
同居している母に関しては、私がゴミ出しをすればいいだけの話ですが、一人暮らしの大叔母にゴミを出させるのは大変でした。大叔母の家は危うくゴミ屋敷だったのです。週に一回訪ねていき、少しずつゴミを分別していきました。生ゴミはゴミ袋にまとめて冷凍庫に入れておき、ゴミの日の朝に大叔母に電話して出してもらうという方法をとっていました。
ところが、いつもうまくいくとは限りません。電話でゴミの日を知らせた次の週、大叔母の家に行くと、出したはずのゴミが残っていたりするのです。電話を切った後、何か気がそれて、忘れてしまったんですね。だから、ゴミの日の電話は、
「今日はゴミの日です、電話を切らずに、今すぐゴミを出してください。ゴミが出し終わるまで、私は電話口で待っています」と言っていました。
この場合、ゴミを出した後、私から電話がかかってきている事を忘れられて放置されたりもします。
私が90年代を過ごした大阪府吹田市などはゴミの回収が毎日あって、当時は厳しい分別もありませんでした。老人に優しい街ですね。地球にやさしくないのかもしれませんが…。
地球にも老人にも優しい社会というのは難しいんですかねぇ。
English
イラスト by makaron
先日、学生時代からの友人と食事することになって、先方が店の予約をしてくれました。予約の時間を店の前で待っていたら、その友人が小声でささやきました。
「めんどくさいから、田中で予約してあるよ。」
彼は田中ではありません。一瞬意味が分かりませんでした。何故偽名を?
ああ! そうか!
その友人の苗字は、大変珍しい苗字なのです。珍しすぎて、最初聞いたときそれが苗字だということさえ、わからないレベルです。学生時代からの付き合いなので慣れてしまって忘れていましたが、初めて聞いた人は間違いなくびっくりするんです。私も学生時代びっくりしました。ネットで調べてみると、全国に同じ苗字の人は80人くらいしかいないそうです。80人って! 親戚会議が3、4回襲撃されたら全滅するよ!
「お名前もう一度うかがってよろしいですか?」
「それは上の名前ですか?」
「どういう字を書くんですか?」
「ふざけてるの?」
初対面の人すべてにそれをやっていたら、それはめんどくさいですね。ですから、彼はお店の予約をするときなどは、あこがれの苗字、誰でも一発で苗字だとわかり、ほぼ間違えなくみんな正しく書ける、ザ・キング・オブ苗字、「田中」を名乗っているのです。
珍しい苗字、あこがれていましたが、一生、初対面の人にびっくりされ続けるのは、めんどくさいですね。平凡な苗字でよかった!
英語
イラスト mounel