ブログというか、まぁ思いついたものを書いています。 ショートアニメを作っています。元舞台役者です。
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アルツハイマー型認知症のあるステージで鏡像認知障害というのが現れる事があります。鏡が理解できないようになって、鏡に映った自分と話をする症状です。
私の母にも現れました。鏡の前でぶつぶつ話をするようになったのです。
ある日、夕飯の準備が出来たので
「こっちに来てください」
と声をかけると
「『こっちへ来い』と言っとるよ」
と鏡の中の自分に話しかけました。そして、鏡の中の自分が、鏡から出てくるのを待っていました。鏡の中の人と一緒にご飯を食べようと思ったのですね。気遣いの人です。
実はこれは珍しい症状で、アルツハイマー患者の全てに現れるわけではないのだそうです。
母は鏡の中の自分といつも楽しそうにおしゃべりしていましたので、問題にはなりませんでした。楽しそうでしたので、ほかっておきました。私が相手しなくてよくて、楽でよかったです。しかし、人によっては、鏡の中の自分とケンカになることもあるそうです。ものを投げつけて鏡が割れて、ケガをすることもあるそうです。そうなると問題ですね。
鏡とお話をする有名な人は白雪姫の義母さんですね。実はアルツハイマー患者だったかもしれません。
白雪姫の義母さんは、魔法の鏡が「白雪姫推し」なのを聞いて、白雪姫を殺そうとします。そんなことせずに、鏡とケンカして、鏡を割ってケガをしたらよかったですね。そこで、めでたし、めでたしです。
English
イラスト byよぴんこ
看護専門学校で教員をやっていたことがあります。
教科書の中に、こんな事が書いてありました。「患者さんや、その家族から、お土産やプレゼントを差し出されても、決して受け取ってはいけません」
公平な看護のためには個人的に金品を受け取ってはいけないんですね。
こう教えながら、私は矛盾を感じていました。
当時、私が通っていた病院へは、私はよくお土産を持って行きました。向こうも喜んで受け取りました。
あるとき、私は別の病気で、とある大学病院に緊急入院しました。命の危機がありました。懸命な医療と看護のおかげで、一命を取り留めました。病院のみなさんにはあらわしきれないほどの感謝の気持ちを持ちました。
私の愛妻の母、義母は元看護師。義母が「こういう事はしておかないといけない」と言うので、私はおまんじゅうをナースに渡そうとしました。私もそうすることが正しいと思ったのです。すると、あの優しいナースが怖い顔で言いました。
「こういう物は受け取れません!」
叱られました。
ナースにお土産を渡すべきか、渡さないべきか、私は結論に至りません。
イラスト by いしかわひろこ
私の母方の祖母は中日文化センターでマナー教室の先生をしていました。私が生まれる前のことです。ですが、同居していた私には色々うるさいことは言いませんでした。ですから、私は世の中に出てから、自分があまりにも礼儀作法を知らない事を思い知らされる場面が多かったです。むしろ、なぜ教えてくれなかったと恨むくらいでした。
平成時代のある日、近所でお通夜がありました。喪服を引っ張り出している父母に祖母は言いました。
「通夜は平服で行くのが普通です。通夜に喪服で行くのは『待ち構えていた』感じがしてよくない」
ですから、父母は平服で通夜に行きました。ところが、その通夜に平服できていたのは父母だけだったそうです。
祖母が間違っていたのではありません。祖母は明治生まれ。時代が違うのです。電話もなかったような時代。礼服も貸衣装だったような時代。通夜に喪服が間に合わないのが当たり前だったのでしょう。どのような姿であれ、通夜に駆けつけるということが大切だったのかも知れません。あわてて駆けつけた人に恥をかかせないためのマナーだったのかも知れません。
マナーも年をとります。祖母は自分のマナーが時代遅れであるという事を知っていて、私にはあまり言わなかったのかも知れませんね。自分の世代のマナーを若い世代に押しつけない事こそが、若い世代へのマナーなのかも知れませんね。
イラスト by gg
前回の予言者の会では、直木賞作家を予言しました。見事、赤い彗星のシュウの予言通り、大島真寿美先輩が「渦 妹背山婦女庭訓魂結び」にて受賞しました。先輩! おめでとうございます! 赤い彗星のシュウには予言者の称号が贈られます。
さて、ついに夏本番! 夏といえば甲子園! 明日開幕! 我々予言者の会は甲子園の優勝地区を予言します。優勝するのはどの地区の高校か!
以下、予言的中回数の多い順。
まくどがる(予言的中回数6回)
甲子園は近畿。
アル中キミちゃん(予言的中回数5回)
甲子園は鳥取推しで中国地方で!
赤い彗星のシュウ予言者(予言的中回数5回)
甲子園は地元東海地区!
もう少しやせたい直樹(予言的中回数1回)
夏の甲子園優勝は九州地区で。
もちろん、我々は全ての若者の夏の青春を応援しています。なお、これはあくまでも予言であり、賭け事ではありません。予言を的中させても、得られるのは「予言者」の称号のみ! さらに、我々はどの代表校からも贈与饗応を受けておりません。
次の予言者はキミだ!
イラスト by gogondayo