ブログというか、まぁ思いついたものを書いています。 ショートアニメを作っています。元舞台役者です。
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名古屋の中心部にあるNHKビル。建てたのは私です。ウソです。いえ、すべてがウソではありません。少しだけ本当です。
1991年の夏、NHKビルの建築現場でバイトをしていました。だから、あのビルは少しだけ私が建てたのです。資材や機械を運んだり、ボルトを締めるぐらいのことはしましたよ。
最近の夏の建築現場では、熱中症対策で、水分補給に気を使っていますが、当時は休憩時間に各自飲む程度でした。休憩時間や昼休みになると私のようなバイトは「ジュースを買ってこい」と、お使いに出されるのです。
ところが、これが難題でした。
NHKビルは地下4階、地上21階の巨大建築物です。作業は内装の段階に入っていて、何百という労働者が暑い中、作業していました。もちろん、完成していないわけですから、エアコンなどありません。当時はコンビニの数もあまりありません。ジュースといえば自動販売機で買うしかなかったのです。あちこち探し回るのですが、どの自動販売機も売り切れでした。どの階の現場でも、バイトがジュースを買いに行かされていて、買い占めてしまっていたのです。遠くまで歩いて行き、やっと見つけた販売機からジュースを買って運んでいっても、
「遅い! ぬるい!」
と叱られるのです。
大変な仕事でした。
でも、そんな愚痴を言っているような私には商才がありません。今から考えれば、あれはビジネスチャンスだったのです。
私はその日にでも建築補助のバイトをやめて、朝ジュースを仕入れて、建築現場の前で、冷えたジュースを売れば良かったのです。暑い中、何百という人が同じ場所で働いていたのです。私の一日の日給などあっという間に稼げたでしょうに!
儲けそこないました。まぁ、今さらどうしようもありません。いいアイディアというのは、今更どうしようもなくなってから思いつくものです。人類の知恵の大半は後知恵。
English
https://shujiromiura.blogspot.jp/
認知症の母は24時間365日の介護が必要です。私と私の愛妻だけでは、すべてをまかなうのは無理ですから、時々ショートステイに預かってもらっています。ショートステイといっても色々あって、単純に言うと安い施設と高い施設があります。私の見た範囲では、高い施設の方が人手が多い、レクリエーションなどは外部のセミプロを雇う、おかずが一品多い、などの違いがあります。
でも母は認知症なのですから、そんなのは関係ないだろうと思っていましたが、どうもそうではないのです。
高い施設から帰ってきた時には、明らかに母のご機嫌がいいのです。鼻歌も飛び増します。安い施設から帰ってきた時はなんだか落ち込んでいる。
認知症という病気、記憶は残りませんが、感情は残っていますので、ゆとりのある施設でゆとりのあるケアを受けるとご機嫌がよくなり、問題行動も少なくなるのです。
なら、ずっと高い施設を利用すればいいじゃないか、とお考えになるかもしれませんが、そう単純でもありません。
高い施設は人気があり、一ヶ月くらい前から予約しないと入れないのです。何かあった時に当日でも預かってくれる安い施設との付き合いも大事にしなくてはいけません。
もちろん、経済的な問題もあります。この状態があと何年続くか誰にも分からないのです。認知症の平均寿命は10年と言われていますが、10年なんてとっくに過ぎてしまいました。贅沢に高い施設を使い続けて、我が家が破産する可能性もあるわけです。
介護職員の待遇がなかなか良くならないのは、これが原因なのかもしれません。「老い」と「死」というのは先が読めないのです。
私自身が施設に入る時が来たとしたら、もちろん私は高い施設に入りたいです。ジャブジャブお金を使って、ウハウハのサービスを受けたい。でも、高い施設に入ったはいいが、うっかり長生きして破産? 老いて路頭に迷う? それよりは安い施設に入った方が安心かも?と考えてしまうかもしれません。
まぁ、我が家では、できる限り高い施設を利用するように心がけます。そうすれば、まわりまわって、介護職員さんたちの待遇もよくなるかもしれませんし、何よりも母がご機嫌ですからね。
お母さん、ほどほどに長生きしてくださいね。
イラスト by アクア
古代ローマの英雄ジュリアス・シーザーですが、彼は若いころ舞台の台本を書いたりしていたそうです。演劇人?
しかし彼はローマの政治的実権を握ると、演劇人にあるまじきことを決定します。当時の共和制ローマでは政治的リーダーを選挙によって決めていましたが、シーザーは舞台役者の被選挙権を奪ったのです(「ユリウス・カエサル ルビコン以降―ローマ人の物語Ⅴ」 2014年 塩野七生 ㈱新潮社)。
現代の私たちにはピンとこない話ですが、こう考えると思い当たる節があります。
今でこそ演劇というと芸術、あるいは変わり者の趣味ですが、インターネットもテレビも映画もラジオもなかった時代。印刷技術も識字率も高くなかった古代社会において、舞台演劇は最強の「メディア」だったのではないでしょうか? その社会的影響は現代の私たちからは想像もできないくらいのものだったのではないでしょうか?
つまり、舞台役者はメディアの人気者だったのです。ジュリアス・シーザーはメディアの人気者が選挙に出馬して政治に関与することを禁じたのです。あるいは演劇人だからこその判断だったかもしれません。
もちろん現代では職業によって被選挙権を奪われることはありません。近代史を振り返ると、様々なメディアの人気者が政治家になっています。いいか悪いかは知りません。
あるいは、今、私たちは、古代の英雄から挑戦を受けているのかもしれませんね。
ジュアス・シーザーが正しいか? 私たちが正しいか?
https://shujiromiura.blogspot.jp/
写真 by UMC
数年前、私は長期入院をしておりました。
入院患者同士というのは、案外病気の話はしませんで、食後の喫煙室ではほとんど食事の感想を言い合っていました。
入院生活というのは不満だらけです。食事を作ってくれている人には申し訳ありませんが、まぁ、基本食事の悪口ばかりでしたね。
「ここの食事より、留置所の食事のほうがおいしい」
とは、前科があるというイレズミの入った入院患者。
まさかと思って聞いていましたが、調べてみるとそうかもしれないのです。
私が入院していた病院の一食当たりの費用は300円弱。そして、地域によって異なりますが、留置所の食事の費用は一食400円前後なんです。作る側に立って考えてみますと100円あればだいぶ違いますよね。
まぁ、留置所は刑務所ではありません。刑が確定していないんですから、入院患者よりもいいものを食べてもいいんですがね…。
病院ではさんざん悪口を言いましたが、私は一食300円弱であれだけのものを作る自信がありません。少ない予算で御馳走ありがとうございました。
二度と入院しませんように!
英語
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イラストby ㈱むらくも
ふと「私が人生最期に聞く永井一郎さんの声は何の役だろう?」と考えました。やはりアニメの再放送なのかな? それとも洋画の吹き替えだろうか? 特集番組のナレーターの再放送かも知れません。
永井一郎さんの活躍は多岐にわたっているので、どのコンテンツが最後まで再放送されるかわかりませんね。スターウォーズのヨーダかな? 宮崎駿作品の何かかも知れません。
でも、もし私が無事に長生きしたら、あるいは永井一郎さんの声を毎日聞くようになるかもしれません。
認知症の母はデイサービス、ショートステイ先で昔の童謡や流行歌を聴いたり、歌ったりして過ごしたりするそうです。母の世代は主にラジオ、レコードを楽しんだ世代なので童謡や流行歌を楽しんでいる訳です。テレビアニメ全盛期に育った私の世代が施設に入ったとしたら、毎日昔のアニメを見せてもらえるかも知れません。あの時代のアニメで永井一郎さんが出ていない作品を見つける方が大変です。
年老いた私は永井一郎さんのモノマネなどをしながら施設で過ごすのかもしれませんね。
写真 by Graphs