ブログというか、まぁ思いついたものを書いています。 ショートアニメを作っています。元舞台役者です。
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前回のファミレシアン4は11月。半年近く我々は活動を自粛しています。「会食はいつも一緒にいる4人まで」。我々は4人ですが、日ごろは、それぞれ別の活動をしています。苦境にあえぐ飲食店。ファミレシアン4を名乗る我々こそが、こんな時こそ、ファミレスを応援したいのに! 忸怩(じくじ)たる思いです。
飲食はともにできませんが、代わりに山崎川の桜を見に行きました。山崎川は名古屋市内を流れる川で、日本桜名所100選に選ばれているそうです。
我々は4月3日14時に地下鉄、桜山に集合。その時、私の携帯が鳴った! もう少し痩せたい直樹からだ!
「ごめん! 今起きた」
と、いうわけで、今回は何も食べないファミレシアン3でお送りします。
桜山から山崎川へ歩き、桜の並んでいる川沿いに新瑞橋(あらたまばし)まで歩くというプラン。桜満開なのに、出店はありませんでした。しかし、焼き芋屋さんは二軒ありました。系列が違うのかもしれません。我々は飲まず食わずでただ歩く!
以下、各メンバーからのコメント。メッセージが届いた順。
まくどがる
会食がちょっと不安が残るということで臨時でおこなった桜の会。ちょうど見頃でいい休日になりました。
皆でワクチンを注射してまたファミレシアンを再開させたいものです。
もう少し瘦せたい直樹
久しぶりに会えるのを楽しみにしてたのに残念でした
ある中きみちゃん
ファミレスでの会食はまだ厳しそうという事で今回はアル中キミの地元、山崎川での花見散歩です。
もう葉が出始めてるけど、舞い散る花びらの中、気持ちの良い散歩でした。
毎年この時期は何度も足を運んでしまいますが何度来ても心踊ります。
皆さんも来年は是非足をお運びください♪
赤い彗星のシュウ
一万歩位になりますかね、ちょうどいいウォーキングコース。ゴール付近に昔、芝居のけいこでよく借りた、旧みずほ青年の家があって、少し感慨にふけりました。今は図書館になっています。中には、ドラマ半沢直樹で土下座した名古屋の名優・劇作家、佃典彦さんのポスターが貼ってありました。いろいろ感慨深いものがありました。本人にラインしたら、「まだ貼ってあるんだね」と返ってきました。
ファミレス以外で会うことのなかった我々ですが、たまにはこんな会もいいですね。
我々はミシュランの覆面調査員と同格なので、素顔は秘密です。後ろ姿の写真を掲載しました。ご存じの通り、全員イケメンです!
がんばれ飲食店! がんばれファミレシアン4!
次は君の街を、飲まず食わずで歩くかもよ?
学生の時に夢中になったマンガを改めて読んでみました。
人類に天敵が現れるというストーリー。天敵は人間のふりをしていて、隠れて人を食べます。主要登場人物は高校生達。準ヒロインが気づかずに危険なことをしている状況です。主人公が重大な秘密を打ち明ければ、準ヒロインの命を救えます。主人公は難しい障害を乗り越え、ついにその秘密を準ヒロインと共有しようと決意します。
しかし! そんな時に限って、準ヒロインと連絡が取れないのです。彼女の家に電話すると、お母さんが出て「出かけていると」。慌てて主人公は準ヒロインを探しに街に出ます。
やっと彼女を見つけた時には、間に合いませんでした。準ヒロインは天敵に殺されてしまいます。
今の若い人が読んだら、なぜ携帯に電話しないのか不思議に思うかもしれません。その時代は携帯電話を持っているのは、お金持ちのビジネスマンだけで、高校生が持っているはずがなかったのです。
名古屋の複数の劇作家がボヤいていました。携帯電話が普及してから、物語を書きづらくなったと。携帯があると、すれ違いが起こらないのです。すれ違いこそがドラマなのかもしれません。
もし、あのマンガの時代に携帯電話が普及していたら、準ヒロインの命は助かっていたかもしれません。しかしそうすると、主人公はヒロインか準ヒロインかで悩まなくてはいけなくなりません。その展開も見たかったですが、それでは別の話になってしまいますね。準ヒロインは殉ヒロインになるしかなかったのです。
当時、「推し」という言葉はありませんでしたが、私は準ヒロイン推しでしたので、準ヒロインの死がショックでした。
皆様の推しが、いつまでも健やかにご活躍なさることを心より祈っております。
イラスト by a.otsuka
私の亡き大叔父は趣味に生きた人でした。模型飛行機をやっていました。自分で飛行機を設計して、木材から加工して組み立てて、プロペラをつけて、河原で飛ばすという趣味です。同じ趣味の仲間たちがいて、大叔父はその世界では有名な人だったらしいです。
大叔父と話していて、びっくりしたことがあります。そんなに飛行機が好きなのなら、飛行機に乗るのも好きだろうと、私は思っていました。ところが、大叔父は、人生において、飛行機に乗ったのは一度きりしかないそうなのです。大叔父は言いました。
「あんな恐ろしい物、よう乗らん」
ドローンをはじめ、最近の模型飛行機などはコンピューター制御で安全に飛ぶのでしょうが、大叔父はアナログに生きた世代です。丹精込めて作った機体が、いとも簡単に墜落する現場に、何度も居合わせたのでしょう。飛行機が怖くて仕方がないのですね。
私たちが平気で飛行機に乗れるのは、私たちが飛行機に詳しくないからかもしれません。
English
イラストby TopVectors
私が子どものころ、世の中はSFであふれていました。科学が発展して、その影響が日常生活に激しく現れた時代です。その延長線上を想像するのは、当時の作家たちには楽しい作業でしたでしょうし、それを見る私たちも楽しかったですね。
最近のヒット作はファンタジー作品が多くて、SF大作を見ることが少ないですね。昔の感覚から考ますと、SFにしか登場しないような機械に囲まれて生活している私たちが、ファンタジーに夢中になっているというのは、よくできた冗談のようですね。
古いSF作品を鑑賞しなおしたりすると、作られた時代にとっては未来でも、今となっては過去の時代を描いている作品もあります。「こうはならなかったなぁ」とか思います。
懐かしい思いで、若いころ夢中になった作品を読み返してみました。人類が銀河系宇宙のいたる所で繁栄しているという作品です。現在にも通じる大事なテーマが語られています。
その中で、こんな記述がありました。主人公はそれまでテレビのチャンネルはテレビに取り付けられているスイッチで変えていたのですが、リモコンが普及し始めるという話です。主人公はリモコンの普及を苦々しく思っています。「健康な人間がチャンネルを変えるのに、テレビの所まで行くのをめんどくさがるとは嘆かわしい」と。しかし、結局、主人公はリモコンを使うようになります。主人公には嫌いな政治家がいて、その政治家がテレビに映ると、喜んでリモコンでチャンネルを変えるようになったという話です。
若い人には意味の解らないストーリーですね。リモコン以外でテレビのチャンネルを変えたことがない人も多いでしょう。そもそも、人類が銀河系中に進出した時代に、やっとテレビのリモコンが普及するとはいかなることか。
はるか未来の話のはずですが、これは昭和のエピソードです。SFというのは昭和の文化なのかもしれませんね。
イラスト by UTOIMAGE
認知症介護者の間では「ボケはじめが一番辛い」と言われています。母がアルツハイマー型認知症患者となり、私は14年同居介護するという体験をして、この言葉は本当だと感じています。皮肉なことに、むしろ病気が進行するごとに、家族介護者はだんだんと楽になっていくのです。
母の認知症初期に起こったこの一連の出来事を書こう思ったとき、少し気分が落ち込みました。当時のことは、今、思い出しても辛いのです。
認知症患者は、初期、とにかく物をなくします。なくして「ない、ない」と大騒ぎをするのです。ほとんど毎日です。この時期にはまだ認知症の診断が下っていなかったりしますから、周囲も一緒になって真面目に探すのです。その時間と労力は膨大な物です。
なくして困る物はたくさんありますが、困る物の一つのはカギです。
母は自分の仕事机の引き出しに、通帳などの重要書類をしまっていました。そのカギをなくすのです。私も最初は真面目に一緒に探していました。大体見つけられたのですが、どうしても見つけられず、解錠業者を呼んだことが何度もあります。当時は解錠業者を呼ぶと、二万円ぐらい取られました。大変な出費です。
しかも解錠業者はカギを開ける瞬間というのを見せてくれないのです。悪用されてはいけませんからね。カギを開ける瞬間になると、業者の人に「席を外してください」と言われて別室へ追い出されるのです。この秘密がわかれば、母がカギをなくしても問題ないのになぁと思っていました。
これも、通帳と同じ解決法で解決しました。私が合鍵を作っておいて、母がなくす度に、その合鍵を母が隠しそうな所に置いておいて、母自身に見つけさせるのです。こんな小芝居が必要なのは、私が疑われないようにするためです。
特殊なカギはそうもいきませんが、普通のカギなら、スペアキーは安く作れます。私はその引き出しのカギのスペアーを十本くらい作りました。
最近になって解錠業者の事をネットで調べたら、4000円くらいの業者もありました。カギをなくしても安心ですね。
English
イラスト by drawlab19