ブログというか、まぁ思いついたものを書いています。 ショートアニメを作っています。元舞台役者です。
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アルツハイマー病の母と同居していた頃、私はショートステイに母を預けるのを楽しみにしにしていました。ショートステイに送り出す日を指折り数えて、それを励みに介護をしていました。施設には感謝しています。
高い施設はサービスがよく、安い施設はよくないみたいに書いたことがありますが、そう単純なものではないという事実を突きつけられたことがあります。高くて安心して預けていた施設が、おかしな事になってきたのです。当初その施設は何ヶ月も前から予約を入れないと、預かってもらえなかったのですが、予約なしで預かってもらえるようになりました。初めは喜んでいたのですが、それは施設に変化があった証拠だったんですね。ショートステイから帰ってきた母の様子が落ち込んでいるように見えました。迎えに来る人も無愛想で、仕事が雑な印象を受けるようになりました。施設に面会に行くと、明らかに職員の数が減っていました。母は認知症なので施設の様子は話せませんでしたが、何かよくないことが起こっているようでした。
愛妻との協議の結果、施設をかえることにしました。
スポーツなどでも、昨年優勝したチームが、次の年、最下位になることもあります。選手の年俸の高いチームが常に優勝するとは限りません。かつては優秀な介護士達が高い士気で働いていた施設が、何かのきっかけでおかしな事になるのは当然あり得ることなのです。どんな組織でもあり得ることです。
施設に預けるのではありません。人に預けるのです。
現在、母には、私達が選べる範囲の中で、最高の施設に入ってもらっています。しかし、油断は出来ません。毎週面会に行っています。母の様子を見るのも、もちろんですが、働いている職員さん達とのコミュニケーションも忘れないようにしています。
私の友人は別の高齢者施設に介護士として働いているのですが、面会客がこまめに来てくれるとやる気が出ると言っていました。
みなさん! 高齢者施設にはできるだけ行きましょう。行って面白いところではありませんけどね。高齢者施設に詳しくなれば、私達自身が利用するときに、役立つかも知れませんよ。
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イラスト by keko-ka