ブログというか、まぁ思いついたものを書いています。 ショートアニメを作っています。元舞台役者です。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
一人暮らしの大叔母が他界した後、その家の後片付けをしたのは私です。片付けを始めて、すぐに手をつけたのはお風呂の修理でした。認知症だった大叔母は風呂場での事故をおそれて、お風呂を壊しておいたのです。貸すにしろ、売るにしろ、人が住める状態にした方がいいと判断しました。業者に依頼して修繕してもらい、40万円ほどの費用がかかりました。
せっかくお風呂を修理したのだから、入っておこうと、一度だけそこで風呂に入りました。旧式でしたが、いいお湯でしたよ。
大叔母は物持ちで、それらを丁寧に片付けるのに3年ぐらいかかりました。
協議の結果、その家は賃貸として貸し出す事にしました。ところが不動産業者も大工さんも、水回りは根本的にリノベーションした方がいいと主張しました。この数十年で水回りの技術は飛躍的に良くなっているそうです。そして借り手の方でも、水回りの環境で物件を選ぶのだといいます。結局、私が40万かけて修繕したお風呂は取り壊して、根本的に作り直す事になりました。
私が一度入っただけですからね。私はその一回の風呂のために40万円使った事になります。一風呂40万。
他の事に使えば良かった。
English
イラスト by DIJ