ブログというか、まぁ思いついたものを書いています。 ショートアニメを作っています。元舞台役者です。
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南方熊楠(みなかた くまぐす)先生(1867年~1941年)は多くの人が認める天才で、その活躍は国際的。海外に論文を発表する事も多かったそうです。何よりも変人として知られる人です。
あるとき南方先生、政府のとある政策をめぐって県知事とケンカになりました。山で取ったキノコを袋に詰めて、知事の家に乗り込んでいき、その袋を知事の頭に投げつけたそうです。もちろん取り押さえられ、警察で叱られたそうです。釈放された後、お孫さんに「知事の腰巾着達をちぎっては投げ、ちぎっては投げ」とウソの武勇伝を語ったそうです。私はお孫さんへのインタビュー記事で、この話を知りましたが、しかし、何故キノコなのか? 天才のやることは分かりませんね。
南方先生それでは気がおさまらなかったのか、世界中に発表する論文に知事の悪口を書いたそうです。曰く
「世界中に恥さらしじゃ!」
県知事とも天才ともケンカしたくないですね。
English
イラストby Anastasia Lembrik
忍者に関するマジメな本を読みました(「忍者の歴史」山田雄司 平成28年角川選書)。忍者というと超人的な格闘技を思い浮かべますが、戦時に敵地で放火するというのも重要な仕事だったそうです。
ある忍術書にはこんな事が書いてあるそうです。「聖なる場所」(寺や神社)に放火してはいけない。どうしても放火しなくてはならないときも、聖職者(僧侶や神主)を傷つけてはいけない。聖職者には先に話して、逃がしなさいと。そして自分たちが勝った時には、必ずもっと立派な寺や神社を建てると約束し、戦後は君主に実行させなさい。さもなくば、例え勝っても民が新しい領主を受け入れることができない。結果として主人の利益にならないのだと。
まぁ、忍術書っていうのは教科書ですから、実際の忍者がどれだけこれを守っていたかはわかりません。でも、もしかしたら古代の人はあるいは私達より優れていたのかも知れませんね。
English
イラスト by 鮎太郎パパ