ブログというか、まぁ思いついたものを書いています。 ショートアニメを作っています。元舞台役者です。
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古典落語にこんな演目があります。地方をバカにしていると誤解されるかもしれませんので、最近はあまり高座にかけられることが少ないそうですが面白い内容です。
ある村で急病が出て、山奥の医者が呼ばれる。ところが医者は途中で大蛇に呑まれてしまう。医者は機転を利かし、大蛇のお腹に腹下しの薬をまいて無事脱出。患者の所に駆けつけるというお話しです。
私の住んでいる所も大概の田舎ですが、近所に名医を発見しました。
父、生前の折、父は白内障となり、右も左も0.3以下の視力となってしまいました。あわてて近所の総合病院で白内障の手術を受けたのですが、素晴らしい手術を受けたらしく、術後、右1.7、左1.8というすごい視力になりました。
私はすっかり感心してしまい執刀医に
「先生、名医ですね」と褒めると
「必要な処置をしたまでです」と謙虚。ああ、これぞ名医。
私は生まれつき、目が良くありません。近所にこんな名医がいるのなら、主治医になってもらえると心強い。その旨、先生に伝えますと。
「すみません。私、来月からA病院(都会の病院)に移動することになってまして・・・」
引き抜かれたんですね。
昔の田舎の名医は大蛇に呑まれても帰ってきましたが、現代の田舎の名医は都会に呑まれて帰ってきません。
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イラスト by saki