ブログというか、まぁ思いついたものを書いています。 ショートアニメを作っています。元舞台役者です。
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高校生の頃、私は干しイモにはまったことがあります。お小遣いで干しイモを買って、ストーブの上であぶって食べる。最高ですね。私が干しイモを喜んで食べるのを、当時、同居していた、母方の祖母が不思議そうに見ていました。
なぜあんなに不思議そうに見ていたのか、後になって分かりました。
祖母の亡夫、私の祖父は干しイモが大嫌いだったのです。私の顔は祖父によく似ているそうです。
戦争中、食べ物のない時代、祖父は病気で亡くなっています。干しイモしか食べるものがなかったときもあったそうです。もしあの時代、祖父が私のように干しイモが大好きで、バクバク食べて、体力をつけていたら、もしかしたら、病気が治り、戦後まで生き延びられたかも知れません。
好き嫌いが命を分けることもあります。そういう時代を知っていたから、昔の親は好き嫌いに厳しかったのですね。
平和で豊かな、安心して好き嫌いが出来る時代がいつまでも続くといいですね。
イラスト by skys