ブログというか、まぁ思いついたものを書いています。 ショートアニメを作っています。元舞台役者です。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
1999年か2000年の初め、大阪在住の折、そういう奇妙な体験をしたことがあります。
当時、私は洗濯機を持っていなかったので、週に一度自転車でコインランドリーに行って、1週間分の洗濯をしていました。1度目はそのコインランドリー店の前。普通の職務質問でした。
2回目も同じコインランドリー店の前。同じおまわりさんだった。2週間程後のことです。私はすぐに同じ人だと気づいたのですが、相手は初対面のように接してくる。私は何だか面白くなってしまって、どのくらい話したら私の事を思い出してくれるのか、質問を受けながら相手が思い出すのを待ちました。間もなくおまわりさん。
「あれ? こないだの・・・」
「やっと思い出してくれましたか」
なんだか打ち解けて、疑問に思ったことを聞いてみた。
「おまわりさん、私の風体のどこが怪しいと思って2回も職務質問したんです? 怪しいところがあったら改めますんで・・・」
実は私は人相には自信があって、初対面でその知性を疑われることは多いのですが、人格を疑われることはあまりないんです。だから職務質問を受けると結構ショック。ダサくても平気だし、バカだとも思われても平気だけど悪い奴だと思われるのは辛い。
「いえ、そういうことではないんです・・・ただ、あなたの自転車が・・・」
つまりこういうことです。当時、私は大変な貧乏で、新品の自転車を買うお金がありませんでした。名古屋には中古自転車を扱う店は少ないのですが、当時大阪吹田市には中古自転車屋がたくさんありました。私が愛用していた自転車は近所の自転車屋で買った一番安い中古車(3000円)だったのです。もちろん、それ自体は問題ありません。問題はその色。
ピンクだったのです。
「あなたぐらいの年齢の男性が、自分の意思でピンクの自転車を買うことは少ないので、盗難車ではないかと疑った訳です。」
なるほど、私は自転車泥棒の容疑をかけられて職務質問されたのですか。私の人相で職質した訳ではないので、私の顔は忘れていたんですね。
一安心。安いからといって身に合わないモノを買ってはいけないなぁ。
でも、おまわりさん! もっと大物を狙ってくださいよ!
写真 by Dachs