ブログというか、まぁ思いついたものを書いています。 ショートアニメを作っています。元舞台役者です。
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新撰組は1人の敵に対し、3人以上で戦うことを基本にしていたそうです。でも、これは認知症介護のお話。
在宅で認知症介護を行うときは、介護に参加できる人が3人以上必要だと言われています。認知症患者は24時間365日のケアを必要とする時期があります。新撰組の例を出すまでもなく、介護を仕事だと考えてもわかりやすいと思います。24時間対応が必要な部署があったとして、そこに配属されている人員が1人とか2人では、配属された人が病気になってしまいます。1人8時間と考えても、最低3人。それ以下の人数では認知症に立ち向かってはいけないのです。
しかし、現在の少人数家族にはそんな人員の余裕はありません。我が家も父、愛妻、私の3人体制を実現できたのは短い期間です。私が結婚するまでは父と私の2人体制でしたし、父が他界した後は愛妻と私2人体制でした。もちろんデイサービスやショートステイを頻繁に使っていましたが辛かったです。
認知症患者1人に対して、3人で介護。でもそれぞれ仕事を持って、趣味の時間を持つというならば、それ以上の人数で立ち向かわなければなりません。
実は認知症患者の介護そのものの一つ一つの仕事は、それほど難しくはありません。短時間なら、むしろ軽作業に近い仕事です。それでも多くの認知症介護者が病気になったり、殺人をしたり、自殺したりするのはそれが天文学的に長時間続くからなのです。どんな仕事でも天文学的に長時間続ければ、そうなります。
毎年何百人という人が介護に疲れて殺したり死んだりしています。介護の社会化というのは制度の整備も必要ですが、私達も家族として、親族として、友人として、近所の人として介護に参加する気持ちを持ちたいモノです。それは人命を救う尊い行為です。
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イラスト by hobi
亡き父はテレビをよくご覧になっていました。ニュースや野球、時代劇がお好みだったようです。
2011年、地デジ化の時、リモコンが複雑になって困っていました。ボタンがたくさんあるし、どのボタンも小さい。うっかり間違えて別のボタンを押すと何も映らなくなる。父は長年の人工透析で指の力が弱くなっていたので、大変だったようです。
「余計な事せんでいいのに!」
と地デジ化そのものに、お怒りでした。
そこで私が買いました、こちらの高齢者向けリモコン。最近は家電量販店にも売っていますが、当時はネットで探さないと見つけられませんでした。父はこれが気に入って愛用していました。
父亡き後、用なしになったというかというと、とんでもない! これは大変便利なリモコンなのです。
衛星放送などを見るには不便ですし、ハードディスクレコーダーとも連動していませんが、地上波を見るにはこれで充分。忙しい朝などに、ぱっと電源を入れて、さっとチャンネルを変えたいとき、大活躍です。
世の中、少し複雑になりすぎですね。
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